Softwind's diary

自然やエコや不思議なこと、健康や楽しいことなど徒然なるままに書いています。どうぞよろしくおねがいいたします。。

The Triumph of Death or The Triumph of Life : 今よみがえる「死の勝利」か「生の勝利」か: 新型コロナウィルス(Sars-CoV-2)からの「生の勝利」へ

 The Triumph of Death or The Triumph of Life : 今よみがえる「死の勝利」か「生の勝利」か: 新型コロナウィルス(Sars-CoV-2)からの「生の勝利」へ

 

 ピーター・ブリューゲル(1525-1569)1)は16世紀を代表する宗教画家あるいは農民画家の一人である。ブログ筆者は、当時はまだ写真がない時代で、ヨーロッパの人々の生活は住まいはそしてどのような生活をしていたのかについて、関心を持ち調べていますと、ピーター・ブリューゲル(父)の絵に行き当たりました (T_T)。葛飾北斎琉球八景の一つの「臨海湖声」を見た時も (T_T)な感じになりました。どちらの絵も自分にとってその絵そのものがなんというか、合うんです。

 ピーター・ブリューゲルの「雪中の狩人」(1565)では氷上でスケートをする人達や今で言うカーリングのような遊びをする人達やソリに乗って遊ぶ人達が描かれており当時からネーデルランドは氷との文化が根付いていたことが分かります。

そして、特に驚愕なのが「死の勝利」(1562)で、どうしてこのような絵画が描けたのであろうか。そして、現在の世界中の人々に襲いかかる新型コロナウィルスがこのピーター・ブリューゲルの「死の勝利」を思い起こしてしまいました。絵そのもは怖い面もあるし、子供たちには見せたくないなという場面もあるのです。ですが、新型コロナウィルス=「死の勝利」となりつつあるのです。なぜかというと、新型コロナウィルスが怖いというふうに思うヒトが増えているからです。

  時代背景は、モンゴル帝国による東ヨーロッパ征服やヨーロッパを全滅寸前まで襲ったペスト(黒死病)や宗教戦争など、長い間、ヨーロッパは混乱の時代でありました。イタリアのロンバルディア州は今、イタリアの中でも新型コロナウィルスによる被害が大であることがニュースなどで視聴しますが、当時もペスト禍において、甚大な被害を受けたところらしいです。2) このような歴史の上に描かれたピーター・ブリューゲルの「死の勝利」は「死」には敵わないという人々の絶望感がみなぎっているかもしれません。しかし、絵をよく見ると「死」に立ち向かっていく人々も多数おり、当時の人々は「死の勝利」に必ずしも絶望していたのではなく、「死の勝利」の恐怖から勝利を勝ち取ろうと「生の勝利」に立ち向かっているではないかと思われます。

f:id:Softwind:20200410204621j:plain

図1 今よみがえる「死の勝利」に人類は「生の勝利」に立ち向かう

 

 そう、今、21世紀においても、2020年初頭から世界を襲うこの新型コロナウィルスの「死の勝利」の恐怖から、あきらめが生まれたとき、それは図左のような「死の勝利」が世界を支配するからです。「死の勝利」の恐怖から勝利を奪うためには、私たちは「生の勝利」に立ち向かって団結して行動しなければならないでしょう。3) 

 

 

 

参考

1)Wikipedia、ピーター・ブリューゲル

2)Wikipediaロンバルディア州

3)Softwind`s diary、健康と異学、4月3日

4) イラストはイラストACより確認。Wikiフリー。