Softwind's diary

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Stop Corona: 単純計算で世界で33880万人の犠牲が推測される新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために?―Stop Novel Coronavirus (SARS-CoV-2) Pandemic Surge-

Stop Corona: 単純計算で世界で33880万人の犠牲が推測される新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために?―Stop Novel Coronavirus (SARS-CoV-2) Pandemic Surge-

                                                                                                          by Soyjoywind

 

新型コロナウィルス感染者数の単純予測

  中国の武漢に発した新型肺炎コロナウィルス(SARS-CoV-2)の日本をはじめ世界中への爆発的な感染拡大により、私たちは重度の場合もある肺炎症(COVID-19)の脅威にさらされています。一般的なインフルエンザウィルスAやB型の場合と違い、潜伏期間が長く初期症状や発症した場合は倦怠感や微熱や味覚嗅覚異常など人によりかなり異なり、中度から重症度では38-39℃の熱が3-5日間続き、激しい咳や呼吸困難に陥る場合もあることが報告されている。下痢や嘔吐を伴う場合も報告されています。そして入院治療や自宅隔離や観察期間などの期間が約1ヶ月に成るなど、回復までに長い日時が必要なことである。回復してからも2週間の外出自粛や経過観察が求められるわけです。3月25日12時時点1)における日本の新型コロナ感染症からの回復率は26.0%で死亡率は3.6%で、海外の平均を求めると回復率は28.9%で死亡率は4.4%であります。このように回復率が低いことも懸念される要因である。

第二次世界大戦(WWII)での日本の死者数は310万人2、3)といわれているので、もし新型肺炎コロナウィルスの対策を何も講じないで、集団感染にまかせるなら単純計算で約440万人の日本人が死亡することになります。これは第二次世界大戦での日本人死者数をはるかに超える数値となるでしょう。また、第二次世界大戦での日本を除いた世界の犠牲者数は6073万人2、3)で同様に新型肺炎コロナウィルスの対策を何も講じない場合はなんと33880万人の死者が出る計算になりますので、人口が増えた分も考えられますが膨大な人が犠牲になる可能性があるのです。これはあくまでも単純計算上での比較であることに注意してほしい。また、戦死者には一般人の病死や飢餓死も含まれている。この単純な計算の驚愕な値からも分かるように、それだけこの新型肺炎コロナウィルス感染拡大は世界的に脅威であり油断の出来ないウィルスであることには違いないだろう。

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図1 WWIIでの犠牲者数と新型コロナウィルスで予想される死亡者数の単純計算値の比較

 

TOKYO2020が延期された東京でも新型肺炎コロナウィルスの感染拡大を防止しようと拡大阻止に向け誰もが一丸となって取り組んでいる今日この頃です。インフルエンザウィルスAやB型の場合、インフルエンザワクチンや抗ウィルス薬のタミフルなどのおかげで、重症化せず大半が治癒しますが、新型肺炎コロナウィルスの場合、まだ抗新型肺炎コロナウィルス薬や新型肺炎コロナウィルスワクチンは開発されていないため、治療薬が臨床で使われるようになるまでは、まだ時間が必要で収束は難しいでしょう。同じコロナウィルスに属する中国で感染拡大したSARS(2003)や中東で猛威を振るったMARS(2009)も、その抗ワクチンや抗ウィルス薬が未だ開発されていないのでSARS-CoV-2(2019)のワクチンや抗ウィルス薬開発もそんなに簡単に短時間には開発できないかもしれません。SARS-CoV-2は読者の皆さんもご存じのようにRNAウィルスで、ゲノムは一本鎖RNAであり、真核細胞のゲノム2本鎖DNAとは異なります。ミトコンドリアを持たないためグルコースから自由エネルギーを取り出しH2OとCO2を排出する機構をもたないので生物とは言えないと言われています。宿主に侵入するためのスパイクや宿主の機構を利用した増殖機能だけを持った試薬のようなものです。しかも自己増殖できないので宿主の核に自分のRNAを送り込み転写や複製を行ない増殖しコピーを作り、宿主細胞を死滅させます。

新型肺炎コロナウィルスの暴露量

新型肺炎コロナウィルスの暴露量が、問題となります。というのは、例えばSARS-CoV-2が3個体内に入って増殖した場合とSARS-CoV-2が500個体内に吸入され増殖した場合を考えますとウィルスの増殖量が全く異なるからです。ウィルスは1個で1日に約10万個も増殖することが知られています。ということは、また、単純計算で申し訳ないですが

   SARS-CoV-2      3個      →        3×100000=300000個

   SARS-CoV-2      500個    →     500×100000=50000000個

曝露量が大きい場合には、単純に1日で167倍ふえており(この場合の、例えばの話です)、SARS-CoV-2はコロナウィルスですので、細胞の好き嫌いが激しく、肺の上皮細胞が大好きでそこでに集まり増殖します。ですので、肺に宿主し肺炎を起こすわけです。それで、この感染者の体はその防御機構をフル動員し免疫細胞―キラー細胞やCD4T細胞やマクロファージや単球やヘルパー細胞などーを反撃に向かわせます。これは感染したときからですが、一日で約50000000個の細胞も死んでしまいます(この場合の、モデルの話です)。ですから日頃健康な人は防御機構も強いですので、多数の免疫細胞による反撃も強くSARS-CoV-2の攻撃に打ち勝つことが出来ますが、基礎疾患を持っている人や高齢の方や病気の方はSARS-CoV-2の攻撃に負けたりすることになります。発症した人の20%4)といわれております。ですので、ウィルスの曝露量が重要で、SARS-CoV-2に否応なしにさらされたとしてもなるべく曝露量を少なくする必要があります。 

 曝露量を疑問に持つ人もいるかもしれませんが、例えば、COの毒物を考えてみますと、これも目で見えません。当然、COの濃度が低ければ暴露量も小さいので、中毒死には至らないですが、COの濃度や濃度が低くてもCOに暴露している時間が長いほど、 致死的な結果になるのと類似していると考えられます。SARS-CoV-2の感染から身を守り、また他の人に感染させないように行動されることが、今、世界を支配している新型コロナウィルスにとって最も一番いやなことなのです。どうしてかというと、新型コロナウィルスは自分をコピーして増やさない限り、自分たちは死滅する(活性を失う)からです。

 

STOP コロナ

私たちの身近な感染防止拡大防止策は手洗いうがいマスク洗顔や東京都が打ち出したNO!3密などでしょう。 また、日本では毎日のお風呂、洗顔、洗髪、花粉症などで日頃マスクをする習慣、きれいなトイレ、玄関でクツを脱ぐなど清潔な日常生活を送っているため、爆発的な感染者数の拡大はないとも思われます。新型コロナウィルスは試薬のようなものなので、テーブルや手すりなどについても1―9日間も活性を持ち続けると発表されています。汚染されている手すりや柱やドアノブやハウスダストについた新型コロナウィルスは人の通行や動きにより生じた風などにより煙のように舞い上がり、たまたま運悪くそこを通行した人の呼吸により吸入されてしまうと考えられます。これが暴露になります。必ずしも空気中にずっと浮遊しているわけでなく、孤発性感染が増えてきたということは新型コロナウィルスの濃度が高くなり私たちの生活環境にどこにでも分布しはじめていることになります。

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図2 ウィルスの大きさをヒト1.7 mにスケールアップするとウィルスは奥行き51 kmのマスク内のジャングルをジグザグに進まなければならなくなる。

 

マスクについてはこの2-3ヶ月、町のドラッグストアやスーパーなどに買いに行っても手に入らない状況が続いています。5) マスクは必要ないとの意見も出ているようです。その根拠として、ウィルスの外径は約0.1 μmですが、マスクの孔の内径は約5 μmなのでウィルスは素通りするので、無意味だということのようです。もっともだと思うのですが、図2のように繊維を何枚も重ねていますので、孔は幾重にも重なってしまうことになります。マスクの厚さは約3 mmとしますと、新型コロナウィルスがマスクを通過して侵入するとすれば、0.1 μmのウィルスを身長1.7 mの人にスケールアップしますとマスクの外から内側の口や鼻に入ろうとすると、その道のりはおよそ長さ51 kmのジャングルの中をジグザグに進むことになります。疎水性のアミノ酸からなるスパイクを持つ新型コロナウィルスはどこかでポリスチレンやポリプロピレン繊維の疎水性膜に吸着されると思われます。また、保温性の高い不織布マスクですと呼気中の水分の膜がマスク内側に出来ますのでこれも十分に新型コロナウィルスのバリゲードとなるでしょう。このように手洗いうがいマスク洗顔や毎日のお風呂や東京都が打ち出したNO!3密などの地道な努力がSTOPコロナになると思われます。

 

 

引用文献

1) 厚生労働省データ。

2)人間自然科学研究所データ 1939/9-1945/9第二次世界大戦の世界の犠牲者は飢餓・病死などを含め6073.5万人。 

3) フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 第二次世界大戦の世界の犠牲者は飢餓・病死などを含め6000-8500万人。

4)世界保健機構(WHO)

5)Softwind’s diary 4月1日