「奇跡の水」は本当にあるのか? God waters: Source of life force
「奇跡の水」は本当にあるのか? God waters: Source of life force
「名水」や「霊水」というと一度は見てみたい、飲んでみたいと思うのではないでしょうか。 ブログ筆者も以前から気になっていたのですが、 「フンザの霊水」あるいは「フンザの水」あるいは「氷河のミルク」とよばれる不老長寿の霊水があるということなのですが、 それはパキスタンのフンザ渓谷(Hunza Valley)の長寿村フンザ(or ハンザ)という場所にあるらしいのです。 画像を図1に貼り付けました。
そして、その不老の霊水をアメリカのパトリック・フラナガン博士(1944-2019)が20年以上もかけて研究し、「フンザの水」に独特の特性を与えるのはクラスターに形成された水分子の構造であるとし、「フンザの水」を人工的に再現し「マイクロクラスター・シリカ」水1)を開発したという、ちょっと感動的なお話があります。 フラナガン博士は日本にも来たことがあるそうです。さて、新聞を見てますと、名水を販売しているとのコマーシャル欄があり、そこにはシリカ(Si)を97 mg含んでいるとのこと、この名水は「マイクロクラスター・シリカ」水と同じようにシリカを含んでいるようです。このマイクロクラスター水とは、水はH2Oですがこれが何分子か集まった塊で、この場合はH2Oが6つとか4つとか集まった構造を指すようです。このなかでも6つ集まったクラスター水はいくつかの形を取ることが出来てサークル型や本(ブック)型などで、図2にあげました。
図2 水のクラスター構造(H2O:赤が酸素(O)で白が水素(H)です)
化学構造式や亀の子(ベンゼン環)など絶対嫌いだという方も多いかもしれませんが、 ここはお付き合いいただければ幸いです。そしてサークル型は六角水ともいえ、これは不老長寿の妙薬と言っている人もいるようです。ここまで来るとかなり怪しくなりますが、水ですので話も水物になってきます。 ブログ筆者もすぐだまされやすいので、だまされたつもりで読んでもらえればよいかなと思います。クラスター水や水の構造研究は進んでおり、名水への応用にもつながり興味のある方も多いのではと思います。ちなみに、クラスターはあの新型コロナでもよくでてくる、クラスター発生と同じで、塊とか集団で、ここではH2Oが6分子結合した塊となっています。
名水というと世界三大名水や日本三大名水などが取りざたされるのですが、ブログ筆者もぜひ飲んでみたいとか、そのような水を見てみたいとか以前から思っていました。 しかし、「フンザの水」は地理的にもそう簡単には手にできないし、見ることもできないわけです。 そこで、水に関するブログやyoutubeも多いですし、詳しく解説してあったりもします。そこで、このブログでは世界三大名水あるいは名水には何らかの化学的な特性や謎が隠されているのではないかと調べてみました。
名水名 |
場所 |
成分 |
参考 |
「ルルドの泉」 |
フランス ピレネー山脈に近い ルルド村 |
ゲルマニウム(Ge)
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あらゆる病に効果がある |
「ノルデナウの水」 |
ドイツ中部 シュマーレンベルグ地方 ノルデナウ村 |
活性水素(原子状水素H)含? 普通の水より8%軽い |
様々な病を治す坑坑道地下深い所 |
「トラコテの水」
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中部メキシコ トラコテ(Tlacote)村 |
活性水素?(1ppb/mL) 一般の水に比べCa100倍、Mg200倍、Fe分は10倍含 |
あらゆる病を治す。臨床データによると医師の診断で80%以上病状回復 |
「日田天領水」 |
日田市 |
弱アルカリ性天然水、 活性水素含? |
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「穴の谷の霊水」 |
富山上市町 穴の霊場 |
ゲルマニウム(Ge) |
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「柿田川の湧水」 |
駿東郡清水町 富士山から地下水 |
バナジウム(V) |
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「京極のふきだし湧水」 |
羊蹄山 京極 |
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「白川水源」 |
南阿蘇 |
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「銀嶺水」
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「聖水 ワッカの水」
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サロマ湖ワッカ |
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「三分一湧水」
霧島の水 宮崎県 |
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また、以前、旅先で直接飲んだことのある「名水」もあげてみました。 説明も少し加えました。他にも、あるいはもっとメジャーな名水もあるかと思いますが、 今回はここまでとします。
「ルルドの泉」、「ノルデナウの水」、「トラコテの水」が世界三大名水といわれておりまして、共通することは“あらゆる病を治癒し改善する”ということです。聖地に向かう人々のように、多くの人で賑わっているようです。また、名水には金属イオンが多く含んでおり、特に特徴的なのはゲルマニウム(Ge)やシリカ(Si)を含んでおり、これらの金属は周期表を見てみると14族で炭素族になります。ゲルマニウムとシリカは同じ族ということで興味があります。これらは半導体に使われている金属でもあります。続きは次の機会にしたいと思います。
引用文献
https://phisciences.com/hydration
https://www.youtube.com/watch?v=IDgIx2J9vP8