Softwind's diary

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世界人口と地球温暖化(その2)

先の記述では大気中二酸化炭素は計算すると5.66E+15モル/地球大気になるとしたが、これは二酸化炭素が大気中に質量比として0.04%含まれるとして近似的に求めた。IPCCの第4次評価報告書によると二酸化炭素の濃度は産業革命前280ppmであり、2005年では379ppmと急激に増加しているとしており、環境省のデータを図2に示す。1958年のkeeling氏らのハワイと南極点での観測では315ppmであり、1997年では365ppmと増加していることが報告されており、IPCCの図2とも符合している。もちろん、大気中に含まれる自然二酸化炭素と人為起源の二酸化炭素は測定では区別できないはずだから、産業革命前の280ppmが自然起源の二酸化炭素(約0.03%質量比)としても不都合無いと思われる。従って差=379-280=99(ppm)が近年増加した二酸化炭素量といえ、これを総量にすると6.22E+16g/地球大気という膨大な量の二酸化炭素が増加しているといえる。これは1.41E+15モル/地球大気に相当する。この値は地球大気平均体積が5.10E+18L(リットル)として求めた。

         図1  温室効果ガス濃度の年変化


この二酸化炭素増加の内訳は財団法人省エネルギーセンターのデータに従ったが、その増加量は268ppmであり、この値がどのように求めたのか明らかでない。増加分は99ppmが正しいのではというのがこのブログの答えである(間違っているかもしれないが)。さて、内訳は石油が42,4%なので、6.22E+16×0.42.4=2.64E+16g/地球大気あるいは6.00E+14モル/地球大気となる
日本自動車工業会のデータによると、世界の自動車保有台数は四輪台/7.1人で乗用車台/9.7人ということであるので、台数を算出すると、四輪900000000台で乗用車690000000台と求まる。ガソリン1Lは2300gの二酸化炭素を排出し、一台当たり年間平均1000Lのガソリンを使うとすると、世界における自動車からの二酸化炭素排出量はそれぞれ2.07E+15g/地球大気と1.587E+15g/地球大気となり、合計3.657E+15g/地球大気となり、2.64E+16g/地球大気との差が石油火力発電やその他の自動車などによる二酸化排出量2.274E+16g/地球大気あるいはとなる。おおよそではあるが、かなりもっともらしいと思われる値ではある。他の化石燃料についても同様に取り扱える。
しかし、二酸化炭素増加量のみで地球温暖化が説明できるのかという、疑問も専門家ばかりでなく一般の方からもなされている。これについては束一性という見方から説明できるかもしれないので、その3でやります。またねー。

追)2015年のハワイでの観測ではCO2濃度は400 ppmであるので、2005年の379 ppmとの差は約20 ppm。当時の予想だと2025年で400 ppmなので、驚愕の増加である。

人口増加は統計局のデータをまとめると図2のようになる。

         図2  世界人口動態

引用

図1はIPCCから引用しています。

図2は統計局からのデータをグラフ化した。JiRCASの国連のデータによると2019年の世界人口は77億人。

(Yahooブログがなくなるのでこちらに移行しました)